キラキラしあわせ写真館

しあわせな旅立ち

  私は、転勤族のもとで育ちました。親の転勤=転校。
 それは、あまりにもあっという間の出来事で、こどもながらに「人生ってこんな風に、いきなりリセットがかかるものなんだわ~」という経験の積み重ねでありました(かといって、それが悪いというわけではありません。「私はこちらしか生きてこなかった」というだけで、もしもずっと同じ土地に住んでいても、やっぱり私は、今の私になったと思います。)

 でも、やっぱりそれなりに辛いもので、手紙を書くね~とお互いにかわした言葉が、本当に嘘ではないことを知っていても、自分を含めてだんだん書かなくってしまう現実を知ってしまったりなんかするうちに、悲しみをやり過ごすようになってしまうのです。悲しいことも、悲しいと言わない。言わなければ、つらくない。それは、仕方ないものなのかな、とずっと思っていました。

 そして最近、しばらく一緒に仕事をしていた人と、お別れをすることになりました。自ら新しいステージへ向かうために、その人が選んだお別れ。大人になってからの突然のお別れは久し振り。突然でさみしいけれど、その気持ちは封印。それは私に自然に身に付いた知恵??でした。
 でも、その人は違ってました。お別れは悲しい。でも、もう会えなくなってしまうかもしれないから、たくさんの思い出を作って、いろんな人に逢っておこう、そして、それを決して忘れないようにしよう。その人は、そんな風に毎日を過ごしていたようにみえました。悲しいことは悲しいと、さみしいことはさみしいと、口に出して言える素直さが、みんなを惹きつけていたように思います。

 だからみんなも、これでお別れかもしれないけれど、またどこかで逢えるかもしれないし、嬉しい旅立ちなんだから、と今までもらったたくさんの想い出を、優しく綺麗な色の風船につめて空に放つような、そんな気持ちだったように思います。
 
 そっか、私はやっぱり悲しい気持ちを封印しなくてもよかったんだ、こんな「しあわせな門出」があるんだ、としみじみ思いました。これで、今までのすべてがいやされるほど簡単ではないけれど、遠くにきちんと光がみえて、道筋がきらりと光ったような。
 後味のいい、素敵なできごとでした。

 
e0165434_2223167.jpg


 本当に、どうもありがとう。
 みんなに愛されて、どうか幸せな人生を!その笑顔がたえることがないように。
 ご活躍を、祈ってます。 
 
 
[PR]
by applejyugonn | 2008-12-04 22:40 | きもち | Comments(2)
Commented by nasunasu at 2008-12-05 19:30 x
別れをそんな風に前向きにとらえることができるのは、羨ましい限りです。
やっぱりお別れには桜の花が似合いますよね。
と、いうことは、桜の季節には私たちにもお別れがやってくるのでしょうか?

え?寝ぼけたこと、言ってちゃダメ?
Commented by applejyugonn at 2008-12-05 21:11 x
桜の季節にお別れがやってくるかどうかは、現在のところ、神のみ?が知ることと思いたいです(笑)。
 もし、頻繁にあえることがなくなっても、ごはんを食べたり、メールをしたり、泣いたり笑ったり。今のまま仲良くしましょうね!