彼岸花。
久しぶりに会った人は相変わらずで、一緒に過ごしていた日々をすぐに思い出した。
いいことばっかりじゃなくて、私もきーって怒ったりいろいろしていたけれど、
それも時がうまくいなしてくれて、楽しかったことだけを思い出して、笑顔になる。
楽しかったころの状況で、短い久々の再会を楽しむ。
こういう、思いがけない再会はうれしいなあ、と思う。
そして、もうここでは逢えなくなってしまった父と母のことを考える。
思い出すことは山ほどあって、考えていると時間はあまりにも早く過ぎていく。
それでも、目の前で笑ったりあの懐かしい声を聞くことは、もうないんだなあ、としんみりと思う。
それは、ただただ事実で、受け止めるしかない。
感情が入る隙を持たせずに、ただ事実だと。
私はいろんなことを書くことで生きてきたから、たぶんいろいろ書かないと、いけないんじゃないかと思う。
今の私にしか書けない言葉があるはずだなあ、と思うのです。
やっとかけるようになってきた、というと大げさですが、やっと、書いておかなくては、と思うようになってきました。
自分の手で、書き直し、書き換え、ぴったりの表現をみつけながらノートをうめていくのが好きです。
今年は本当によく撮った彼岸花。
鮮やかだけれど派手ではない朱色が、優しく心に入ってくるのでした。
by applejyugonn
| 2013-10-25 23:59
| ひとりごと